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台湾化学薬品工業バンコクに進出(1)

 三太化工股フン有限公司は、台湾の南、高雄に本社を置く廃水処理・浄水処理用の化学品を製造販売する企業である。同社は、中国・カナダに支社をおく企業であるが、今回タイ・バンコクへ日本円で約6億円の投資を行ない、バンコク市内より車で1時間ほどのバンプー工業区に汚水処理用化学品製造販売工場を設立した。

 当方とは、15年来の知り合いである林総経理の依頼により、タイ・バンコク近郊にある日系企業向け営業総監督を行なう為、又工場のマネジメント全般を行なう為に、副総経理の肩書きの元、コンサルタント事業を開始した。

 本社は台湾企業であり、日系企業との付き合いも20年以上の歴史を持つが、日系企業との付き合いがそれほど上手かったわけではない。

  今回タイ・バンコクに進出した背景を、林社長は、中国を含む東南アジアそのほか地域の投資環境よりもタイが優れていたことを強調する。特に優秀な人材確保が中国よりも容易であったようだ。現在の中国は急激な投資に人材が上手く供給出来ないばかりか、偽物の卒業証書や偽りの業務経歴が横行し人材募集も一苦労であったという。来年6月には新空港も開設され、工場へのアクセスも益々良くなるようだ。

 台湾の工場では、PAC(ポリ塩化アルミニウム凝集剤)を製造しているが、タイ・バンコクの工場は、年明けよりPACよりも機能性のあるPOCの製造を行う予定である。また加えて、PCB(プリント・サーキット・ボード)のエッチングやピックリング液として使われる塩酸・硫酸・ふっ酸・硝酸などの販売を併せて行い、排出される廃酸の回収を行なう事業も開始する。

 これから益々環境規制の厳しくなるタイでの工場の廃水処理には、コストダウンと環境保全が必要になってくるので、伸びる産業といえるのではないだろうか。

台湾化学薬品工業バンコクに進出(2)    

 PCB用のエッチング液は、PCB製造工場にとっては、無くてはならないものである。
しかしエッチング液の品質は、日本製、台湾製が品質的にはトップである。
ランニングコストを考える以前の問題でこちらに進出しているPCB製造工場のほとんどが輸入品を使用しているのだ。
 またその廃液を回収処理する工場は、タイバンコクにはない。廃液処理について言えば、現状全てを産廃業者に依頼して回収に当たっている。

 それに目をつけた三太化工は、現在PCB製造世界シェアNO.1である台湾企業のタイ・バンコク進出企業に焦点を合わせ、営業を開始した。

 台湾のPCB主要メーカーの60%が進出するタイ。
彼らの輸入して使用中のスペックもすでに調査済みであり、また台湾エッチング業界のシェア20%を獲得するメーカーの技術を契約取得したこの会社にとって、次のステップは確実な営業センスと製品製造が課題となる。
弊社は、それをバックアップするのだ。


>>>台湾化学薬品工業バンコクに進出(3)→

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